寄席フェスin繁昌亭
2014年 06月 16日
昨日はNGK、今日は繁昌亭。
繁昌亭夜席。
『寄席フェスin繁昌亭』
「落語界のイチロー」こと林家市楼の企画イベントです。普段の寄席では、音曲・漫談・マジック・講談など、いわゆる"いろもの"さんは色変わりとして、落語の合間に短いネタをしますが、この会はいろものさんが主役で長尺で演ずるという趣向。
ところでいろものという言葉。寄席で小屋前に掲げる番組表、演者の名前がかかれた看板を、噺家は黒文字、それ以外は赤文字とされてたことから、噺家以外の演者さんのことを”いろもの”と呼ぶようになったそうです。市楼さんが言うてはりました。
今日のラインナップ
1番 講談 旭堂南照 『阿波狸合戦』
2番 落語 イチロー 『道具屋』
3番 スタンダップコメディ ナオユキ
中入り
4番 マジック ビックリツカサ
5番 落語 イチロー 『天狗裁き』
南照 阿波狸合戦
実はワタシ南照さんよく知ってるのですが、講談師としての姿は初めて見ました。50歳を過ぎて講談の世界に入った、現在5?歳の若手さんです。
女流講談らしく華がありそして熱のこもった話口で凛々しく、ときに可愛いらしく。素晴らしかったです。舞台にあがると雰囲気変わりますね、ピシッ!とかっこよろしいです。
演目は阿波狸合戦。四国に伝わる狸のお話、その序段。
なかなか面白そうな話でしたが、序段で終わったので続きが気になる。
例えたら、忠臣蔵 を 殿中松ノ廊下 だけ聞いたような。
どこかで探して全編聞いてみます。
ジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」にもモチーフとして取り入れられてるようです。……この映画は相当ツマランとアチコチで聞いて見とらんのですが。
市楼 道具屋
イチローさんごめん。退屈でした。なんでしょう、間が悪い?
主役の”間抜けな男”が、ただ声の大きいだけの男に感じました。
しっかり と うっかり の緩急がさっぱりないから話がだらーっと流れた感じ。
枕で話した、村田英雄最後の弟子、演歌歌手・大島優子さんの存在を知ったことだけが収穫です。
ナオユキ
2009年のR-1で初めて知ってから観察力、独創性、リズム、間、センス。すべてに感心した芸人さん。ずっと前から見たかったんです。毒があるネタも多いので好き嫌いあるでしょうが。
たっぷり25分、繁昌亭の屋根ヌケるんちゃうかいうぐらい爆笑かっさらっていきました。
スタンドマイクの前から一歩も動かず、本当に話術だけ。これは誠に素晴らしかった。
また見たい。今度は単独ライブで見たい。
ビックリツカサ
本日の演者さんで唯一知らない方でした。芸歴は長いようです。30年くらいでしょうか。
【追記】1993デビュー芸歴21年、元漫才コンビ「技ありーず」だそうです。
いつか笑点で見たような古い懐かしい、マジックといえばこれ、みたいなマジックを披露されてました。
とてもわかりやすいマジック。三連リングとか でかいトランプとか。
月亭方正のような、鼻にかけた高い声で終始話されてました。
高齢者が聞き取りやすい高齢者向けの発声なのかもしれません。
老人ホームの慰問などしてはるんやろなぁ、などとついつい想像。
市楼 天狗裁き
二席目はとても面白かった。全員大きな声で威勢いいのがちょうど程よい。
うたた寝で見た亭主の夢を知りたがる嫁、隣家の男、大家、奉行、最後は鞍馬山の天狗。
皆が皆、誰にも言わんさかいワシに教えぇと聞きたがっては激昂・・・というスジ。
単純で怒りっぽい登場人物は、市楼の低く大きい声によく合う。これは最後まで楽しめました。
道具屋と何が違ったんやろねぇ。
きっと市楼さんカシコ過ぎて、アホな男、間抜けな男を演じても、アホがアホに、間抜けが間抜けに見えんから、単調に聞こえるんでしょか。(落語好きのシロウト個人の感想)
繁昌亭夜席。
『寄席フェスin繁昌亭』
「落語界のイチロー」こと林家市楼の企画イベントです。普段の寄席では、音曲・漫談・マジック・講談など、いわゆる"いろもの"さんは色変わりとして、落語の合間に短いネタをしますが、この会はいろものさんが主役で長尺で演ずるという趣向。
ところでいろものという言葉。寄席で小屋前に掲げる番組表、演者の名前がかかれた看板を、噺家は黒文字、それ以外は赤文字とされてたことから、噺家以外の演者さんのことを”いろもの”と呼ぶようになったそうです。市楼さんが言うてはりました。
今日のラインナップ
1番 講談 旭堂南照 『阿波狸合戦』
2番 落語 イチロー 『道具屋』
3番 スタンダップコメディ ナオユキ
中入り
4番 マジック ビックリツカサ
5番 落語 イチロー 『天狗裁き』
南照 阿波狸合戦
実はワタシ南照さんよく知ってるのですが、講談師としての姿は初めて見ました。50歳を過ぎて講談の世界に入った、現在5?歳の若手さんです。
女流講談らしく華がありそして熱のこもった話口で凛々しく、ときに可愛いらしく。素晴らしかったです。舞台にあがると雰囲気変わりますね、ピシッ!とかっこよろしいです。
演目は阿波狸合戦。四国に伝わる狸のお話、その序段。
なかなか面白そうな話でしたが、序段で終わったので続きが気になる。
例えたら、忠臣蔵 を 殿中松ノ廊下 だけ聞いたような。
どこかで探して全編聞いてみます。
ジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」にもモチーフとして取り入れられてるようです。……この映画は相当ツマランとアチコチで聞いて見とらんのですが。
市楼 道具屋
イチローさんごめん。退屈でした。なんでしょう、間が悪い?
主役の”間抜けな男”が、ただ声の大きいだけの男に感じました。
しっかり と うっかり の緩急がさっぱりないから話がだらーっと流れた感じ。
枕で話した、村田英雄最後の弟子、演歌歌手・大島優子さんの存在を知ったことだけが収穫です。
ナオユキ
2009年のR-1で初めて知ってから観察力、独創性、リズム、間、センス。すべてに感心した芸人さん。ずっと前から見たかったんです。毒があるネタも多いので好き嫌いあるでしょうが。
たっぷり25分、繁昌亭の屋根ヌケるんちゃうかいうぐらい爆笑かっさらっていきました。
スタンドマイクの前から一歩も動かず、本当に話術だけ。これは誠に素晴らしかった。
また見たい。今度は単独ライブで見たい。
ビックリツカサ
本日の演者さんで唯一知らない方でした。芸歴は長いようです。30年くらいでしょうか。
【追記】1993デビュー芸歴21年、元漫才コンビ「技ありーず」だそうです。
いつか笑点で見たような古い懐かしい、マジックといえばこれ、みたいなマジックを披露されてました。
とてもわかりやすいマジック。三連リングとか でかいトランプとか。
月亭方正のような、鼻にかけた高い声で終始話されてました。
高齢者が聞き取りやすい高齢者向けの発声なのかもしれません。
老人ホームの慰問などしてはるんやろなぁ、などとついつい想像。
市楼 天狗裁き
二席目はとても面白かった。全員大きな声で威勢いいのがちょうど程よい。
うたた寝で見た亭主の夢を知りたがる嫁、隣家の男、大家、奉行、最後は鞍馬山の天狗。
皆が皆、誰にも言わんさかいワシに教えぇと聞きたがっては激昂・・・というスジ。
単純で怒りっぽい登場人物は、市楼の低く大きい声によく合う。これは最後まで楽しめました。
道具屋と何が違ったんやろねぇ。
きっと市楼さんカシコ過ぎて、アホな男、間抜けな男を演じても、アホがアホに、間抜けが間抜けに見えんから、単調に聞こえるんでしょか。(落語好きのシロウト個人の感想)
by mandowj
| 2014-06-16 21:15
| いろいろ楽しむ